アラフィフ興味散漫ライフのゆくすゑ

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勝手にコメンテーター(小籔さんポスター:終末ケア人生会議について)

朝、日テレの『スッキリ』を見ることが多いのですが、

考えさせられるテーマの時には

「違うでしょそれはー!」とか

「うんうん、いいこと言うねー」とか

リビングで勝手にコメンテーターしています。笑

毎朝ではありませんが。

 

今日は、厚労省吉本興業に委託したという、

終末ケアについての啓発ポスター。

自分で伝えられなくなる前に家族と話し合っておきましょう

という啓発ポスターに対して、

患者を傷付ける内容だと抗議があったらしい。

小籔さんが患者に扮しての写真。

『命の危機が迫った時には、

治療方法など本人の希望を伝えることが難しくなります。

できるうちに人生会議を開いて、

どんな治療を希望しているのかなど、

家族や病院と話し合っておきましょう』って、

そういうことが伝えたかったんだと思いますが、

冗談交じりなおふざけにとられて印象が悪かったようです。

 

この人生会議の難しさについて、

死について話し合うということがいかに難しいかということ。

コメンテーターの坂口さんが、

「なるべく子どもから親に話をふってきっかけを作ってみたら」

というようなことをおっしゃると、

加藤さんが、

「これは子どもからは言いづらい、

親の方から俺はこうしたいと言ってくれるのが理想的」

というようなことをおっしゃって。

私もそう思う、親から子へ伝えるのが理想だと思います。

でも切り出せない親もたくさんいるみたいです。

死について子から話を切り出すのはなかなか難しいと

問題は残りました。

 

 

私が思うに、

死は高齢者から順にやってくると思っているから

言いづらくなるのだと思います。

死は年齢に関係なくやってくるもの。

私は準備してますよ、と伝えればいい、と思います。

 

数年前に、住野よるさんの『君の膵臓を食べたい』が流行りました。

あの時に『君の膵臓を食べたい』を読んで、

私の考えは変わりました。

重篤な病になってしまった人への想い、、、

その重篤な病の方よりも自分が長生きするという保証は

どこにもないのだから

かわいそうだと思うこと自体が失礼

ということに納得しちゃったんです。

若くたって事故に遭うかもしれない、

若くたって心臓麻痺が起こるかもしれない、

若くたって脳梗塞になるかもしれない、

だから、重篤な病にかかるなんてかわいそうだと、

憐む気持ちを持てますか?っていう話です。

死がいつやってくるかなんて誰にもわからないのですから。

常々自分は年齢に関係なくいつ死がやってくるかは分からないと

思ってはいましたが、

『君の膵臓を食べたい』を読んでからは

病気の方に対しての感覚も変わりました。

 

ですから、高齢者だから死が近い

と考えることをやめればいいのだと思います。

『自分から』、

『若い自分の方から』、

「若くても事故に遭うかもしれないし、

急に心臓が止まることだってあるかもしれない、

その時のために、連絡先を書き出してあるからね」と、

「自分はみんなに苦しい想いをしてほしくないから、

脳死になったり、植物人間になったら延命はしないでもらいたい」と、

自分から希望を伝えれば、

高齢の両親も同じように希望を返してくれるのではないか、

若い方から自分の死を語れば、

人生会議はうまくいくのではないでしょうか。

 

 

これは↑まさにうちのことでもありまして。

じつは私は、私が万が一の時のために、

家族が途方に暮れないように、

誰に連絡をしてほしいか、グループの代表者の名前と電話番号、

所属先を手帳にすべて書き出しています。

自分が何の会員になっているかなども

解約、退会してもらった方がいいものなども書き出しています。

とにかく私しか知らないことだらけ、

それを書いておくようにしているのです。

 

ただでさえ葬儀となったら大変ですし、

誰に連絡をしたらいいか、

家族の誰も分かっていないだろうなぁと

わかるはずもないだろうなぁと

連絡先だけでもまとまってたらありがたいだろうと

思うから書いています。

 

私は認知症になりそうな気がするから、

ボケたら延命などしてくれるなと、

何もわからなくなったら安楽死にでもしてほしいと、

日本は安楽死は認められていないから難しいけれど、

海外に連れて行ってやっちゃってほしいと、

頼んでいます。

自分がボケていると少しは理解できていたら

自分でどうにかするんだけれど。

 

臓器提供もOK。免許証と保険証に記載しました。

こんな初老の臓器で役に立つなら使ってやってください。

何でも持って行ってください。

でも脳死の場合、万が一痛みがあると嫌だから麻酔だけは打ってから切ってねと。

今年看護師として就職した長女には詳しく希望を伝えています。

 

こういう切り口で、

若い自分の方からしてみたらいかがでしょうか?