アラフィフ興味散漫ライフのゆくすゑ

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元農水省事務次官の事件についてひとこと

一個人の意見です。

まず、自分だったら熊沢被告と同じ選択をしたと思います。

ちょっと違うと思う点は、自分だったら、

その後子どもと一緒にこの世から退場します。

 

あの直前に、川崎カリタスの無差別殺人事件があったことから、

自分の息子が近隣の小学生に何かしてしまうのではないかと不安になり、

子どもを殺めるという決断を下したこと、

よく理解できます。

 

私が若い頃、私の母は

『子どもが人様に危害を加えるような子どもになってしまったら

子供と刺し違えて自分も死ぬ』と言っていたことを思い出します。

私は真面目ないい子でしたよ。

だから母はそんなに大変な思いはしていないだろうと思っていますが、

それくらいの責任感で子育てをしているのだということを伝えたかったのと、

子育ては親の責任だと強く思っていたのだと思います。

私もそう思って生きています。

関係のない他人様に危害を加えるようなことがあってはならないと。

 

私は、親の愛情が子に『伝わって』いたら、

決して暴力は起こらないと思います。

愛情を『持って』いたらではありません。

『伝わって』いたらです。

 

愛情を持って接しているつもりでも、

愛し方がずれていたり、『伝わって』いなければ、

愛情をもらったと実感できなかったことになります。

とても大事に想っているのに、

歯車がどうにも噛み合わず、

愛情が伝わらないということがあるので、

そうなると悲劇です。

 

娘が小・中学生時代、

後から生まれた弟の方ばかり可愛がられていると娘は感じ続け、

娘と私は歯車がまったく噛み合わなかったという実体験があります。

充分に愛されていると思わせてあげられなかったのです。

愛しているのに、です。

宝物なのに、です。

うまく伝わらないのです。どうしても歯車が合わなかった。

娘は愛情が足りていなかったのです。

すごくすごく反抗されました。

兄弟姉妹がいた場合、

下の子よりも上の子に多く気にかけてあげないと絶対ダメなんです。

反抗されても仕方がない、愛情が伝えられなかったのだから、、、

私はその状態から逃げず、愛情が伝わるよう関わり続けたつもりです。

徐々に年月が解決に導いてくれました。

娘も成長し、話も合うようになってきました。

本当に心配だったので普段から色々気にかけていました。

今ままで足りなかった私からの愛情を感じ

娘は心の穴を埋めていったと思います。

今では私の愛情が飽和状態となって溢れてしまって、

もう充分、と思っているのが分かります。

娘は今年看護師として就職し、自立していきました。

あの時の不和が嘘のように、

今はとっても楽しく仲良しな関係です。

だから、決して見捨てないこと、

諦めないこと、愛情を伝え続けること、

関わり続けてあげることが大事になると思います。

 

熊沢被告の、

自分が殺されるかもしれないという恐怖、と言っていますが、

それには共感できません。

子どもをそのようにしてしまったのは他でもない親だと思うのです。

親が子どもを傷付けてきた、

だから大きくなって仕返しをされている。

私はそう思います。

自分の子どもに殺されるなら仕方がないと、

そんな思いをさせて申し訳なかったと、

私だったら我が子に殺されることは受け入れると思います。

 

子どもも持って生まれた性格があるので、

楽観的な子とか悲観的な子とか、

繊細な子、気にしない子、

病気を持っている子もいるでしょう、

それぞれ人生に影響はあると思いますが、

無差別殺人をしたり、

親を殴り殺したり、

というところまでいくには、

壮絶な子ども時代の体験がある可能性が高いと

私は思います。

 

犯罪の話で、

よく二十歳過ぎたらもう親の責任ではないとか、

子ども本人の責任だという意見がありますが、

私はそうは思いません。

やはり親、家族、親族から愛情を受けることのできなかった

孤独であり続けた子が大人になって、

ただの孤独ではなく、壮絶な孤独、

その体験により自暴自棄になってしまうのだと思います。

 

新幹線殺傷事件もそうです。

京都アニメーションの放火もそうです。

カリタスの刺殺時間もそうです。

一生懸命に関わり続けても間に合わず、伝わらず、

歯車が合う前に

事件が起こってしまうこともあるかもしれませんが、

それはとても悲劇です。

身近な誰かが手を差し伸べることで救われる人は

たくさんいるのではないかと思います。

救われてほしいと心から思います。

私は将来そういうこともできたらいいなと思っているので、

勉強していきたいと思います。

 

その前に、私の息子に愛情が歪まずに『伝わって』いるかです。

それが分かるのは自立するもう何年か先になりそうですが。

まだ若干反抗期の中にいるようです。

だいぶ変わってきてくれているので、

『伝わって』くれていると信じています。